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フランス研修旅行に参加して

Updated: Mar 28, 2023

外国語研修(2023年3月フランス)活動報告から転載(学生A.M.)

 私がフランス・ボルドーでの外国語研修に参加したいと思ったのは、私自身海外に行った経験が今までなかったからだ。自分が生まれ育った文化とは全く異なる地で、自分の知らない世界を見てみたいと思いこの機会を利用した。また、フランス語の学習を来年以降も続けたいと考えており、現地でのネイティブな学習を経てモチベーションを一層向上させることを目的としてこの研修旅行に挑んだ。

フランス語授業

 ボルドーのフランス語学学校「Com En France」での授業は、現地のフランス人の先生により終始フランス語で進められた。カンバセーションやテキストの音読、問題の解答などで発言する場面が多く、全員が積極的に授業に参加していた。理解できないところがあればその意思表示をし、簡単な単語に言い換えてもらい、またインターネットの画像で説明してもらった。リスニング問題もあったが、それ以上に普段の生活を通して私自身のフランス語のリスニング能力が大いに向上したと感じる。また生活シーンごとのトピックをもった授業であったため、習ったことがそのまま生活に活き、新しい語彙もこの滞在期間で大いに増大した。

ボルドーの歴史・街並み

 ボルドーは18世紀の石造建築がそのまま残っており、18世紀の街と呼ばれている。しかし、いたるところで美しいベージュの建築に交じって黒い建物があった。これは、産業革命以降の車の排気ガスによる汚染の影響で、染まってしまったものだと知った。落とすには高価な薬が必要で、美しい景観を守るため車の侵入を住民のみに制限している。また、公共交通機関も発達しており、バスの本数がとても多く、電車やトラムという路面電車、貸出式のスクーターが充実していた。さらにホストファミリーは、環境と健康の為に自転車で通勤している人が多いと教えてくれた。トラムは一部電気系配線が地下に埋め込まれており、ボルドーの美しい景観に配慮されていた。街にはポップなストリートアートも多く、現代的な芸術も感じた。


人々との交流

 ボルドーの人はとても温かいと感じた。お店に入るときは「Bonjour」(こんにちは)、出るときは「Merci, au revoir」(ありがとう、さようなら)とあいさつをする。購入せずにただ見ていただけの時も、必ずこの会話がおこなわれるのだ。アジア系の私たちはとても珍しく、どこから来たのかと聞かれ日本だと答えると簡単な日本語(こんにちはなど)を話してくれたり、フランス語の勉強をしているというと頑張ってねと言ってくれたり、とてもフレンドリーに対応してくれた。ストライキでバスのダイヤが乱れた時はバス停にいた人が親切に教えてくれた。ホストファミリーもとても親切で、私たちに不便がないように気遣ってくれたり、優しく話しかけてくれたり、何から何までお世話になった。人と人とのつながりが深く家族やご近所さんとも仲良しで、ご近所さんと本屋に行った際には買おうとしていた本をプレゼントしてくれた。必ず再会したい。

食事について

 ホストファミリーとの夕食はラザニア、リゾット、ヴルーテ(スープ)、パぺヴォ-ドワ(野菜のくたくた煮)、オリーブと人参とジャガイモのアフリカ料理、ラタトゥイユ(下の写真を参照)、タルトタタンなどを用意してくれた。どれも日本ではあまり食べない料理だが、作り方を見せてもらったので日本でも実践するつもりだ。食前にアペリティフとしてワインを飲んだが、とても飲みやすくワインが好きになった。食卓にいる時間は日本よりも長く、団らんを大事にする文化を感じた。またフランス産チーズの種類が多く、たくさん試した。レストランは日本よりも高価で頻繁には行かないと言っていた。


まとめ

 ボルドーでの滞在は毎日がとても充実しており、それゆえに健康的な生活習慣で過ごすことができた。文化を直に体験しながら語学習得に向けて勉強し、当初の目的である世界を広げることと学習モチベーションを高めることが達成できた。この経験をもとに、今後の学習にも力を入れていきたい。



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